2018年12月鑑賞記録
77.彼が愛したケーキ職人(The Cakemaker・2017・以独合作)
彼が愛したケーキ職人、諸事情で遅れて入ったんだけど、英語とドイツ語だったからあぁそっちの映画だったっけ......と思ってたらしばらくして聞き慣れない言葉でしばらく混乱した。イタリア語にもフランス語にも思えた。正解はヘブライ語。
— 式神遣い (@seamlesspants) 2018年12月3日
ここ最近では断トツ雰囲気のいい(表現が見つからない)映画で、あわよくばもう一回観に行こうかなって考えてる。公開規模広がらないかな~
— 式神遣い (@seamlesspants) 2018年12月3日
まじこれ見たあとハリウッドリメイクとかどうよ......ってなる。まぁ初見の印象に引っ張られちゃうよね人間だもの
— 式神遣い (@seamlesspants) 2018年12月3日
トム・アット・ザ・ファームでもそうだったけど、亡くなったパートナーの実家や家族に会いに行っちゃうのなんでなんだろ。私はその人だけが(恋愛関係においての)世界のすべてみたく感じちゃうから、その他環境背景とかどうでもいいんだけど。これこそ価値観の違いかしらね?
— 式神遣い (@seamlesspants) 2018年12月3日
とんでもなく知識知性が鈍重鈍感なんだけど、ドイツ人のケーキ職人がイスラエルに行った時に「あのドイツの......」って言われていてなんでだろ?戦争とかあったっけ?て思ってたけどいやいやナチスのホロコーストとユダヤ人じゃんってなった。気付けなかったことに仰天している。。
— 式神遣い (@seamlesspants) 2018年12月3日
彼が愛したケーキ職人2回め。原題?英題はthe cakemaker だった。そのまま。でも、誰の視点なのかはすぐわかるよねー。
— 式神遣い (@seamlesspants) 2018年12月5日
俳優さんたちも、一回見終わってからだと全然印象が違う。みんな愛おしく見える。
— 式神遣い (@seamlesspants) 2018年12月5日
あと言語が美しい。日本語もそう聞こえてたらいいな。
— 式神遣い (@seamlesspants) 2018年12月5日
1人の男を愛した男と女の物語。妻帯者子持ちのイスラエル人と恋に落ちたのはドイツ人のケーキ職人トーマス。彼が働いているカフェの常連であったことから関係は始まった。
1か月後の再開を約束して別れた2人だったが、その後彼とは連絡がつかず…留守番電話サービス(英語でなんて言うんだろ)に繋がってはメッセージを残し、次第にそれもできなくなり。
彼が事故で亡くなったと聞き、彼の自宅に向かう。会いたかったような、会いたくなかったような気持ちで彼の妻と子供に出会い、次第に関係を深めていく。
この映画は対比がとても美しい。
同じ対象を愛する男と女
好きな男の痕跡を辿る男と思い出したくない女
家族を持てない男と、家庭と子供を持った女
他、細かいところを比較したらもっとたくさんあると思うんだけど、どっちがよくてどっちが劣ってるとかってないんだなぁって思わされることだらけだった。
突然いなくなってしまった夫に対して、喪失感を感じてしまうのもわかるし、遺品を整理することもせず、しまっておくのも、近くにいる男性に寄りかかりたくなる気持ちもまぁ理解できる。 心の余裕ができてふと遺品の携帯電話を触った時に、愛し合うようになったと思ったトーマスから、夫宛にただの友人以上の関係をほのめかす留守電が残っているのを聞く。夫宛の「愛してる」はね......キャパオーバーになるのもまぁわからなくはない、それを義兄に伝えてしまうのはまぁ......裏切られたという気持ちなのか抱えきれなくなって伝えてしまったのかはわからないにしろ、結果トーマスはエルサレムからベルリンに戻されることになる。
その後アナトはトーマスの働くカフェを覗きに来るのだけれど、この意図は不明。ただ、トーマスがそうしたように、今度は愛した男の思い出を辿ろうとしたということなのかな。
愛した男の思い出をなぞるという行為が男性的思考なのか、それとも個人的な性格なのかはわからない。(ただ私はしないだろうから)
共有するということが彼にとっての愛だったのかもしれないなと思う。
奥さんをどんな風に抱いてきたのか尋ねてみたり、遺品の中の鍵がフィットネスクラブのロッカーの物だと解ればその水着で泳いでみたりする。(ロッカーの中にあったコンドームについてどう感じたのか議論の余地あり)
思い出を重ねるという意図なのか、それとも別の意図なのかはわからないけど、彼を婚姻関係によって所有していた妻(というより家かな?)を訪ねるのはなぁ。強いと言ってよいのだろうか。
ただ、彼と関係があったことを仄めかしたかったわけではないんだろうな。本当にただ彼に愛されていた女を見てみたいとか、追体験することで彼の存在をより感じるとかそんなところなのかもしれない。だから、妻アナトに男として求められたことに対して大きく戸惑ったのはわかる。受け入れちゃったのは、、喪失感もあっただろうけど、自分が誰かに必要とされることや、家族ってものを少なからず羨んでいたからだろうなという推察。ただ甘えたかったり、家族になってあげたいって初めて自分から選択したのかもしれない。環境が環境でなければとも思うし、そんな環境でなければ生まれてこなかった感情なのかもしれないと思うともう......運命論(という名の妄想)は尽きないね!!!!!!
不倫や同性愛について、宗教的見地からどう見られるのか、そのあたり詳しい方からのお話を聞いてみたいところ。世界史や宗教についての知識が浅いことを実感させられるね。。
この映画は感動とかストレス発散とかそんなんじゃなくて、自分の胸の中の感情の壺をぐるっと一周大きくかき回してくれる作品だった。自分の新しい面がちらっと覗けるような。
普段は絶対そんなことしたいと思わないんだけど、映画を見終わった後にどういう感情がそこにあったのかを誰かと語り合いながらお茶でもしたい気持ちにさせられた。
早くDVDにならないかなぁ。
78.パッドマン 5億人の女性を救った男(Padman・2018・印)
あと途中のIntermissionの字幕が「引き続きお楽しみください」だったの笑った。なんかカットされたのかな?それとも本国では場面変わるから切られてたのかな?2時間半の映画で休憩あるなんて珍しいなと思ったけど。
— 式神遣い (@seamlesspants) 2018年12月13日
見てるときにはちょっと長いなって思ったけど、2時間半と聞くとそれほど間延びはしてなかったかなと思ってしまう現金脳。
— 式神遣い (@seamlesspants) 2018年12月13日
これも宗教観とか男と女の分業(なんて言えばいいのか...)がある故に多少すったもんだありながら、最終的に認められるというお話(ざっくりごめん)。実話にケチ付けるのは趣味じゃないから多くは語らないでおく。
79.おとなの恋は、まわり道(Destination Wedding・2018・米)
最近ここまで趣味の合わない映画に出会うことはなかったなぁ。作中の2人よりうんざりした顔してた自信がある。キャスティングだけで映画を選んじゃいけなかったなって久しぶりに大反省。
80.ニセコイ
ニセコイ面白かったなー。でもあのテイストの映画観ると福田監督っぽいと思ってしまうから福田さんは有罪。笑
— 式神遣い (@seamlesspants) 2018年12月21日
健人もあんだけ役乗って濃い演技するなら浮かないんだけどなぁ......いや、終盤の滑走路のシーンみたいな演技できるのよ?銀匙宣伝して回りたいわー。
— 式神遣い (@seamlesspants) 2018年12月21日
岸くんは役作り感ゼロなのに邪魔にならずでも確実にそこにいるってわかる演技ですごかった。
— 式神遣い (@seamlesspants) 2018年12月21日
ニセコイ、じゃに映画(と言っていいのか)には珍しく客層がバラバラで興味深かった。
— 式神遣い (@seamlesspants) 2018年12月21日
でも、「ロミオとジュリエット!いいね!......で、どんな話でしたっけ?」はまんま岸くんぽかった笑(ごめん)
— 式神遣い (@seamlesspants) 2018年12月21日
少女漫画の実写化はそろそろ飽きてたからどうかなって思ってたけど、ジャンプ掲載作だったんだよね。知らなかったー。テンポ間はよかったけど、ノリがワンパになってたようなそうでもなかったような。