2018年5月観賞記録

33.ラプラスの魔女
全然悪気なく読んで欲しいんだけど、翔くんポスター詐欺じゃんって思った。あの角度からとればあの写真になるのね...っていう。

原作のよさも、実写化のよさもそれぞれあるのは承知なんだけど、東野作品は文章で読んで脳内で三次元化するのが好きなんだなぁ。彼は実現可能なトリックを提示してはいるけれど、私は実現可能か不可能かギリギリわかんないファンタジーさを求めているのだろう。だからスクリーン上とはいえ3Dとして提示されるとちょっと冷めちゃうのかも。

何で読んだか忘れちゃったけど、「舞台は虚構で映画は現実の延長線」みたいに言われてたの思い出した。私まったく逆の考え持ってたから。舞台は(世界観はそりゃ仮定ではあるけど)自分が存在する同一空間にある現実だからやすやすと共感しないし泣けないけど、映画はパラレルワールドの架空の物語(ドキュメンタリーや実話を元にして)だから気楽に楽しめるんだよなぁ~と思ってた。
...ってことをこの映画を見ながら考えたなぁ(つまり映画に集中してない)ということを思い出した。

 

34.ラスト・ホールド

映画の王道をやらせてもらったんだなーと思った。等身大って言葉がしっくりくるからあんまり映画って意識せずに見れたし、嘘っぽくないからドキュメンタリー見てるみたいだった。もしくは舞台をライビュで見てるみたいだった。
twitterで感想残してたときには当たり前すぎて言わなかったけど、なべしょの顔面が最高でした。

 

35.孤狼の血

結構えぐい(いろんな意味で)表現をしてくると私の中で評判の園子温監督なのだけれど、白石監督は生々しい。殴られて顔を地面に叩きつけられるとこんな気分になるのかな...って思ってしまう。いつも苦々しい顔しながら見てると思う。笑
豚の糞口に詰め込まれるっていったいどんな拷問だよ......思い出しただけで吐き気するね。。。。。ま、これは別に白石さんのせいではないだろうけど。

実際の事件を参考にして書かれてる原作ということも相まっているんだけど、ほんとリアル。ちょっとくすんでるような画面も、血の味がしてきそうな暴力も、何が真実で何が偽りなのかわからないところもないとは言い切れないように感じてしまったのがとても疲れた。
これ、原作続編あるんだよね......

 

36.サバービコン 仮面を被った街(Suburbicon・2017・米)

白人集落に黒人家族が引っ越してきたことが引き金となって、いろんな変なことが起こっているようにみえるけど、それ自体がこの映画の目くらましになっているのよねぇ……これ、視点がいつの間にかすり替わってしまうように感じるのがすごいんだよなー。

申し訳ないけど、黒人家族に起こるあれこれはあんまり印象に残らないことになってしまったんだけど(陰湿だけど小学生のいじめみたいだったし)、何をされても自尊心を損なわず気高くいることの難しさを感じた。私はここまで強くなれない。

奥さんの妹と不倫をしてた父親が強盗に襲われたとみせかけて妻を殺してしまうところから始まるストーリー。強盗や警察、保険会社とどんどん殺害対象が増えていって、最終的には自分の息子と対峙する。
真相を知ってしまった息子と、命か秘密を守り通すかどちらかを選ばせようとする父親。(将来的には殺そうとしてたようにも感じたけどね)結局、息子を殺すために用意されていた毒入りのサンドイッチを食べて父親も死んでしまう。

途中、あんまり好きではなかった(私が)伯父さんが命を助けてくれる展開もあり、誰が見方で誰が敵になるかわからない二転三転どころではない。

コーエン兄弟さすがです。

37.モリーズ・ゲーム(Molly's Game・2017・米)

これは見てて主題がなんだったんだろうって捉えにくかったことだけ覚えてる。 

38.友罪

39.リバースダイアリー

この映画円盤化されてないんだよねぇ。これ読んでちょっと興味持ってもらえても今更どうにもならないという。。笑
映画見てすぐだとネタバレになっちゃうかなぁって書ききらないでいたけど、時間経ちすぎて忘れちゃったよね。笑 復活上映を期待しています。