2018年3月観賞記録

 

17.シェイプ・オブ・ウォーター(The Shape of Water・2017・米)

異種間恋愛には特になんとも思わないんだけど、現実で考えたらいろいろ実現不可能(バスルームいっぱいの水をはじめとして)なんじゃないかなって思ってしまうあたり、ファンタジーを楽しむのに向いてないのかもと思った。私の場合、ファンタジーは二次元に限るね。 

いちばんのファンタジーはイライザの周りに理解者がいてくれることだと思った。(それをファンタジーという私の心の貧しさ)(というか羨望)

オクタヴィア・スペンサーやっぱり最高!!

この映画の感想を色彩にからめている方がいらっしゃって、そういう観点に気付けるっていいなぁって思った。

 

18.ダウンサイズ(Downsizing・2017・米) 

もはや鑑賞してから半年くらい経ってるから信憑性がない感想だけど、そんなに何も残らない映画だったな。小さいサイズになってからのコミュニティであれこれあるのはわかるんだけど、元のサイズの世界が切り離されている(ように感じてしまう)のはリアリティがどうにも感じられなくて。
マットデイモン主役にしても大した宣伝もなく、さっさと公開が終わってしまった印象。意外だったけど、まぁこの内容なら仕方なかった、のか?

 

19.プリンシパル~恋する私はヒロインですか? 

すれ違いも恋敵も葛藤も嫉妬も強がりも少女漫画に欠かせない要素が全部乗せされてるお話。メインキャストがどうしても高校生には見えなくて興が削がれた部分はあるけど笑、こんなにも少女漫画原作映画が溢れる前に実写化されてたらなぁ......と思うところもあり。
結構自分では食傷気味と思っていたけど、それでも感動したというかとても楽しめたので、原作の力もそれからこの実写映画も大きいパワーを持っていたんだろうなと思う。

この映画見たの確か公開日土曜梅田でのレイトショーだったと思うんだけど、私の他にカップル1組くらいしかいなかったんだよねー。先行き不安に感じたんだけど、あまりレイトショーを見る習慣がないのかもね。上映後終電終わってる時間だったかもだし。

 

20.坂道のアポロン

方言の影響もあってほわっといい映画だったなぁー。
三角関係(というより一方向のやじるしだらけ)だけどもどろっとせずに肩入れしながら見れたのは偏にねんちーの清廉(類義語求む)さと、大志くんの満たされない影の部分がとてもうまく表現されていたからではないかと。あとは怪しい魅力ぷんぷんに思える小松菜ちゃんがそこらへんにいそうな女の子役というのもとてもよい。

 

21.しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス(Maudie・2016・加愛合作)
どっかで見たことあるなぁって思ってたら、シェイプオブウォーターの人なんだ!って気付いて俄然興味出た。
顔は一緒なんだけど(当たり前)声があるかどうかってやっぱり認識に大きく響くんだなって痛感した。

始めの方、虐げられてるというかあんまり個体として扱ってもらえないという描写が辛かった。あとにいくらか救われる表現が待っているとしても。。

こういう時、年取ったなぁって思う。苦手なものに我慢が効かなくなってきていることが。自衛・自己防御としてだろうから悪いことではないのだろうけど。

 

22.曇天に笑う

ビジュを変えて福士捨が帰ってきた!って感じ(数か月後に同じ感想を呟くことになる)。新感線の舞台を経て、一皮むけたな~って思ってたんだけど、果たしてそのイメージ固定から抜け出せるのかなと外野ながら気になるところ。(映画の感想ではほぼない)

 

23.レッド・スパロー(Red Sparrow・2017・米)